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・勉強する範囲がわからない
・クラウドの複雑な概念が理解できない
など、AZ-900の勉強では多くの課題と直面します。初級レベルとはいえ、広範な内容に合わせて勉強方法を決め、勉強時間の目安からおおよその計画を立てなければ、筆者のように落ちてしまうことも少なくありません。
そこで今回は、AZ-900の概要からおすすめの勉強方法、効率的な学習のポイントまで解説します。
この記事を読めば、AZ-900の勉強方法を明確に決めて、自信を持って計画的な学習に取り組めるはずです。初心者の方、特にAzureを初めて学ぶ方はぜひ参考にしてください。
なお、AZ-900の基本情報や詳細な内容については、下記ページで詳しく触れています。
AZ-900試験の概要
AZ-900試験は、Microsoft Azureの基礎知識を評価する初級レベルの認定資格試験です。クラウドコンピューティングの基本概念やAzureの主要サービスに関する理解を問う内容となっています。
初級レベルとなっていますが、合格するためには適切な準備と効果的な勉強計画を踏まえた準備が不可欠です。なぜなら、試験範囲が広く、クラウドの概念からAzureの具体的なサービスまで、幅広い知識を要するからです。
私自身も、最初の受験で不合格となった経験があります。そのため、適切な準備と効果的な勉強方法の採用、大まかなスケジュールを立てて学ぶことが大切です。
AZ-900の学習に必要な勉強時間の目安
AZ-900の勉強に必要な時間は、個人の経験や知識レベルによって大きく異なります。一般的な目安として、以下の3つのケースが挙げられます。
・他クラウド経験者：1か月で効率的に
・Azure業務経験者：2週間の集中学習
IT・クラウド未経験者：2か月でじっくり学ぶ
IT・クラウドの未経験者にとって、AZ-900の合格に向けて約2か月の勉強期間が必要です。この期間を通じて、クラウドの基本概念からAzureの具体的なサービスまで、幅広い知識を段階的に習得します。
以下は、IT・クラウド未経験者に向けた2か月間の学習スケジュール例です。初日に問題集を行う理由は、どういう問題が出題されるか掴めること、合格点まで足りない点数や知識がわかること、この2点が理由です。
| 週 | 学習内容 |
| 初日 | 問題集を解いて、知識の理解と弱点の把握 |
| 1〜2週目 | クラウドコンピューティングの基本概念を学ぶ |
| 3〜4週目 | Azure基本サービスの概要を理解する |
| 5〜6週目 | Azure管理ツールとセキュリティ機能を学習 |
| 7週目 | Azure料金体系とサポートオプションを理解 |
| 8週目 | 総復習と模擬試験の実施 |
このスケジュールでは、毎日2〜3時間の勉強時間を想定しています。週末にはより長時間の学習や復習の時間を設けることをおすすめします。
また、Microsoft Learnの無料コンテンツを活用したり、Azure無料アカウントで実際にサービスを触ってみたりするなどで理解を深めることも大切です。
他クラウド経験者：1か月で効率的に
他のクラウドサービス（AWS、Google Cloudなど）の経験がある方は、約1か月で効率的にAZ-900の勉強を行うことができます。基本は、既存のクラウド知識を活かしつつ、Azure特有の概念やサービスに焦点を当てて勉強を進めます。
以下は、他クラウド経験者向けを想定した1か月間の学習スケジュール例です。初日には、問題集を解いて合格点までに足りない点数、知識を確認しましょう。
| 週 | 学習内容 |
| 初日 | 問題集を解いて、知識の理解と弱点の把握 |
| 1週目 | Azureの基本アーキテクチャと主要サービスの概要を学ぶ |
| 2週目 | Azure管理ツールとセキュリティ機能を深く理解する |
| 3週目 | Azure料金体系、サポートオプション、SLAを学習 |
| 4週目 | 総復習と模擬試験の実施、弱点の補強 |
このスケジュールでは、平日は1日2〜3時間、週末は4〜5時間の勉強時間を想定しています。他のクラウドサービスとの類似点や相違点を意識しながら勉強を進めることで、効率的に知識を吸収できます。
また、体系的な理解を進めていくにあたり、以下の記事でおすすめの問題集を解説しました。ぜひ下記ページもご覧ください。
Azure業務経験者：2週間の集中学習
既にAzureを業務で使用している方は、約2週間の集中学習でAZ-900に備えることができます。実務経験を活かしつつ、試験で問われる幅広い知識を効率的に補完してください。
以下は、Azure業務経験者における2週間の集中学習スケジュールの例です。初日に問題集を解いて、問題傾向と足りない知識の確認を行う点は、他の学習者のレベルと同じです。
| 日 | 学習内容 |
| 初日 | 問題集を解いて、知識の理解と弱点の把握 |
| 1〜3日目 | Azure基本概念の復習と不足知識の補完 |
| 4〜6日目 | Azure管理ツールとセキュリティ機能の深掘り |
| 7〜9日目 | Azure料金体系、サポートオプション、SLAの詳細学習 |
| 10〜12日目 | 模擬試験の実施と弱点の集中強化 |
| 13〜14日目 | 最終復習と試験直前の総仕上げ |
このスケジュールでは、1日4〜6時間の集中的な対策を想定しました。知識を整理しつつ、日常業務で触れる機会の少ないサービスや概念への注力が対策のポイントです。
また、問題集を活用して試験形式に慣れることも、短期間でのAZ-900の勉強に有効です。
AZ-900におすすめの3つの勉強方法
AZ-900におすすめな勉強方法は、以下の3つが挙げられます。複数の方法を組み合わせることで、効率的かつ効果的に学習できます。
・参考書による学習
・問題集による演習
1. Microsoft Learnの活用
Microsoft Learnは、Microsoftが提供する無料の公式学習プラットフォームです。AZ-900に特化した公式の学習ガイドには小テストが含まれており、実践的な知識を身につけることができます。
主なメリットは、最新の公式情報が得られること、完全無料で利用できることです。一方でデメリットとしては、主にやや読みにくい英語コンテンツの日本語訳が挙げられます。
効果的な使い方としては、AZ-900に関連する単位を順番に進めていく勉強方法です。問題数は少ないものの、無料の利点を活かして繰り返し学ぶことで知識の定着を狙いましょう。
このMicrosoft Learnは、自己学習が得意な人や翻訳された日本語に抵抗がない人におすすめです。また、無料で利用できるため、予算に制約があるケースにも最適な選択肢となります。
2. 参考書による学習
AZ-900の対策には、参考書を活用する勉強方法も効果的です。おすすめの参考書としては、以下の5冊が挙げられます。
・『徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応』
・『最短突破 Microsoft Azure Fundamentals[AZ-900]合格教本』
・『Microsoft認定資格試験テキスト AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals』
・『MCP教科書 Microsoft Azure Fundamentals』
この参考書はAZ-900の出題範囲を網羅しており、重要なポイントにはマーカーを引いたり、要約ノートを作成したりするなどで、理解を深めることができます。
参考書による対策の主なメリットは、体系的な学習が可能なこと、オフラインでも勉強が可能なことです。デメリットには、古い情報の可能性があること、実践的なスキルは身につきにくいことが挙げられます。
参考書による学習は、じっくりと時間をかけて勉強したい人や、体系的な知識を得たい人におすすめです。基礎からしっかりと理解を積み上げたい初心者の方にも適した対策方法です。
3. 問題集による演習
問題集を活用した演習は、AZ-900の知識の定着や仕上げとして効果的な勉強方法です。問題集の選び方としては、以下に挙げた3つのポイントを押さえてください。
・解説が充実していること
・実際の試験と同じ形式で問題が出題されていること
問題集の活用法としては、時間を計って解くことで、実際の試験の時間配分に慣れることをおすすめします。間違えた問題は繰り返し、完璧に答えられるようにできるとベストです。
問題集による演習の主なメリットは、繰り返しによる知識の定着を狙えること、自分の弱点を把握しやすいことです。丸暗記になりがちになることがデメリットです。
問題集による演習は、試験直前の人や短期間で合格を目指す人におすすめです。実践的な問題を解くことで知識を定着させたい人にも効果的です。
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AZ-900の勉強方法をより効率化する3つのポイント
AZ-900の勉強方法をより効率化するポイントは、以下の3つです。
・Azure無料アカウントで実践的に学ぶ
・問題集を活用して弱点を克服する
1. Microsoft Learnを系統的に活用する
Microsoft Learnは無料で利用でき、すでに各領域の単位に応じた構成で作られています。そのため、順序に合わせて筋道通りに読み込むだけで良いですが、以下のポイントを押さえるとさらに勉強の効率を高められます。
・実際に触れて実践的なスキルを身につける
・参考書・問題集と組み合わせる
無料で使える利点を活かして基本の勉強方法として使いつつ、他の方法で補完できれば必要な知識を効率的に習得できます。また、各単位を完了するごとに小テストや問題集を利用して復習し、理解度を確認しましょう。
2. Azure無料アカウントで実践的に学ぶ
Azure無料アカウントを活用し、実際のクラウド環境で手を動かしながら勉強する方法も非常に有効です。Microsoft Azureのサービスは、大まかに分けて以下2つの無料枠があります。
| サービス | 無料期間 |
| 人気サービス | 最初の12か月間無料 |
| その他の55以上のサービス | 常に無料 |
AZ-900の試験範囲であれば、無料範囲で十分に試すことができます。Azure無料アカウントを作成し、以下のような方法で効果的に学習を進めましょう。
・Azure管理ポータルからリソースの作成、設定変更、監視などの操作を実践する
・Azure CLIやAzure PowerShellを使って、コマンドラインからの操作を体験する
また、ネットワークセキュリティグループの設定や、ロールベースのアクセス制御（RBAC）を実際に試してみる方法も挙げられます。実際のAzure環境での操作は記憶の定着を助け、座学だけでは得られない実践的な知識とスキルも身につけることができます。
3. 問題集を活用して弱点を克服する
Microsoft Learnの小テストは問題数が少なく、参考書は問題を増やすために冊数を確保しなければなりません。そのため、別で問題集を用意して十分な演習を行うことも、AZ-900の勉強の仕上げとして効果的です。
以下のステップを踏み、弱点を克服するために何度も繰り返しましょう。
・間違えた問題や自信のない分野を重点的に復習する
・定期的に模擬試験を受けて、進捗を確認する
・解説をしっかり読み込み、なぜその答えが正解なのかを理解する
間違えた問題や自信のない問題の解説を丁寧に読み込み、時間を置いて繰り返し解くことで、知識の定着を図るのがコツです。
AZ-900の勉強方法に問題集をおすすめする3つの理由
AZ-900の勉強方法に問題集をおすすめする理由は、以下の3つが挙げられます。
・弱点の特定と強化
・知識の定着と確認
試験形式への慣れ
問題集を使った勉強方法であれば、実際のAZ-900試験と同様の形式で練習できます。つまり、試験本番での不安や緊張を軽減し、より良いパフォーマンスを発揮できる経験を積めるのが利点です。
・AZ-900試験特有の問題の言い回しや表現に慣れる
・似通った選択肢の中から正解を見極める力が養われる
・当日の心理的プレッシャーを軽減できる
AZ-900の試験はスタートと同時にいきなり問題を解くことになるため、知識だけでなく試験に対する総合的な対応力を高めておくことが大切です。
弱点の特定と強化
問題集を基本とした勉強は、すでにお伝えしたように自分の弱点を効率的に特定し、集中的に学習できます。どの分野の理解が不足しているかが分かりやすくなり、学習すべき領域を特定でき、効率的な勉強計画が立てられるからです。
その結果、既に理解している分野に時間をかけすぎることなく、効率的に学習を進められます。また、弱点の克服が目に見える形で実感できるため、学習のモチベーション維持にもつながります。
知識の定着と確認
問題集を繰り返し解く勉強方法では、反復学習のアプローチで勉強した知識を定着させ、長期的な記憶形成と理解の深化に役立ちます。
豊富に問題があるほど同じ概念を異なる角度から問われる機会を増やし、知識が長期記憶に定着しやすくなります。様々な問題を解くことは個別の知識を相互に関連付け、総合的な理解を深める点でも優秀です。
もちろん、合格後も実務でAzureを使用する際、関連知識を実務に応用するための基礎力として活きてきます。
最新の試験範囲に対応していること、実際に使ってみて自分に合うかを判断できること、この2点を満たした問題集がおすすめです。IT Concepts Japanの問題集も、このポイントを満たしています！
IT Concepts Japanの無料AZ-900問題集の特徴
IT Concepts Japanの「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals 問題集」の主な特徴は、以下のとおりです。
・無料で利用可能
・定期的な更新
321問の充実した内容
IT Concepts JapanのAZ-900問題集は、321問という豊富な問題数を誇ります。出題範囲を幅広くカバーし、全領域をバランスよく学習できるため、総合的な理解力を養うことができます。
豊富な問題数は、繰り返し学習や弱点の克服にも役立ちます。同じ概念を異なる角度から何度も解くことでより深い理解につながり、試験本番での応用力も養われるのです。
無料で利用可能
IT Concepts Japanの問題集における大きな特徴の1つは、無料で利用できる範囲があることです。321問のうち、半数近くの90問目までは無料会員登録だけで利用できます。
そのため、高額な参考書を購入する必要はありません。自らに合うと判断したら、そのまま有料登録からすべての問題にアクセスできます。有料会員はAZ-900だけに限らず、全コンテンツを一括でご利用いただけます。
定期的な更新
IT Concepts Japanの無料AZ-900問題集は、定期的に見直して常に最新の出題傾向に対応しています。Microsoft Learnのように古い情報や廃止されたサービスに関する問題を排除し、常に正確な知識を学べます。
結果として、実際の試験で出題されることが多い内容に焦点を当てた勉強が可能です。資格取得後も、最新のAzure知識を維持するためのリソースとしての活用もできます。
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AZ-900の勉強方法に関するよくある質問（FAQ）
最後に、AZ-900の勉強方法に関する以下のよくある質問へ回答します。
・Microsoft Azure az-900の難易度は？
・Azure900の試験時間は？
Az-900試験で覚えることは何ですか？
AZ-900試験では、主に以下の3つの分野について理解を深める必要があります。
・Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する (35–40%)
・Azure の管理とガバナンスについて説明する (30–35%)
それぞれの分野におけるバランスのよい勉強が、実際の試験問題に慌てずに対応できる知識量を確保するポイントです。
Microsoft Azure az-900の難易度は？
AZ-900試験の難易度は、公式で初級レベルに認定されています。合格点は700点で、単純に満点が1,000点であることから計算すると合格率は約70%です。
他のAzure資格と比較して低いですが、油断は禁物です。この試験は、Azure の基礎知識を評価するものであり、深い技術的な詳細よりも、広範囲にわたる基本的な理解を問うものです。
そのため、クラウドコンピューティングの概念やAzure特有の用語に慣れていない場合は、十分な準備が必要です。
Azure900の試験時間は？
AZ-900試験の試験時間は、45分です。この時間内に、55〜60問の問題に答える必要があります。
問題形式は主に多肢選択式で、1問あたりで使える時間はおよそ45秒から50秒です。このことから、試験前に模擬テストを活用して時間配分の感覚をつかむことをおすすめします。
まとめ：AZ-900の勉強方法は問題集がおすすめ！
AZ-900試験の勉強方法には、以下の3つが挙げられます。このうち、問題集は試験形式への慣れ、知識の定着と確認において大きな役割を果たします。
- Microsoft Learnの系統的な活用
- Azure無料アカウントでの実践
- 問題集による弱点克服
AZ-900試験の合格を目指す方は、クラウドの概念、Azureのアーキテクチャとサービス、管理とガバナンスの3つの主要分野をバランスよく勉強してください。45分という制限時間内に55〜60問を解答するため、時間管理スキルも身につけておきましょう。
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