【無料問題集付き】Google Cloud Associate Cloud Engineer試験とは?試験の難易度や勉強方法、合格に必要な勉強時間を解説します。

くらうど まにあ子

都内ITベンチャーのSREエンジニア。
IT未経験(文学部卒)からSIerでキャリアを開始し、現在エンジニア歴は7年程度。
資格勉強が好きな自称資格オタク。
Azure資格10冠/GCP資格5冠

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Google Cloud Associate Cloud Engineer 問題集
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Google Cloud Associate Cloud Engineer試験とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!

Google Cloud Associate Cloud Engineer(ACE)試験は、Google Cloudの中級レベルのクラウド管理と運用に関するスキルを評価する、Google Cloud(GCP)の資格資格試験です。

この試験は、Google Cloudを活用した実践的なサービスの管理や運用に関する知識をテストします。受験者がクラウド技術の基礎を理解した上で、Google Cloudのリソースをデプロイし、基本的な運用管理を行う能力を有しているかどうかを評価します。

具体的には、以下の領域の知識が問われます。

  • Google CloudでのIDとガバナンスの管理
  • Google Cloudでのストレージの実装と管理
  • Google Cloudのコンピューティングリソースのデプロイと管理
  • Google Cloud管理者向けの仮想ネットワークの構成と管理

この試験には特定の前提資格や実務経験は必要ありません。年齢や国籍に関わらず、どなたでも受験可能です。

Google Cloudを活用したクラウドエンジニアとして、一定以上のコンピューティングスキルを証明したい方に最適な資格試験となっています。

Google Cloud Associate Cloud Engineerの他に、Google Cloudの認定資格には、以下のようなものがあります。

資格名 認定試験レベル 主要な内容 試験の需要 知名度
Cloud Digital Leader 基礎 クラウドのコンセプト、Google Cloud のプロダクト、サービス、ツール、機能、メリット、ユースケースに関する幅広い知識 超高
Associate Cloud Engineer アソシエイト クラウド プロジェクトをデプロイして維持するための基礎知識 超高
Professional Cloud Architect プロフェッショナル クラウドアーキテクチャと Google Cloud に関する専門的な知識 超高
Professional Cloud Database Engineer プロフェッショナル Google Cloud環境を活用したデータベースと IT に関する全般的な知識
Professional Cloud Developer プロフェッショナル Google が推奨するツールとベスト プラクティスを使用した、スケーラブルで可用性の高いアプリケーション関する知識
Professional Data Engineer プロフェッショナル Google Cloud環境におけるデータ処理システムの設計、構築、運用化、保護、モニタリングの専門知識
Professional Cloud DevOps Engineer プロフェッショナル Google 推奨の手法とツールを使用した、システム開発ライフサイクル全体のプロセスに関する知識
Professional Cloud Security Engineer プロフェッショナル Google のセキュリティ技術を利用した、安全なソリューションを設計、開発、管理に関する知識
Professional Cloud Network Engineer プロフェッショナル Google Cloud を活用したネットワーク アーキテクチャの実装、管理に関する知識
Professional Google Workspace 管理者 プロフェッショナル Google Workspace 構成、ポリシー、セキュリティ対策に関する知識
Professional Machine Learning Engineer プロフェッショナル  ML モデルと技術の知識を使用した、ビジネス上の課題を解決する ML モデルを設計、作成、製品化に関する知識

他の認定試験についての詳しい情報は、以下で解説しています。  

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Google Cloud Associate Cloud Engineer試験の概要

アプリケーションのデプロイ、オペレーションのモニタリング、エンタープライズ ソリューションの管理に関する幅広い知識を証明するために受験される方には、「Google Cloud Associate Cloud Engineer」試験が用意されています。

項目 概要
試験名 Associate Cloud Engineer
試験内容 アプリケーションのデプロイ、オペレーションのモニタリング、エンタープライズ ソリューションの管理に関する幅広い知識
試験日 通年実施
試験時間 120分
問題数 小問:50~60問
合格点 不明 ※非公開
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式
マウスによる選択方式
受験場所 テストセンター、自宅受験(Kryterion)
受験料 125ドル
合格率 不明 ※非公開

Google Cloud Associate Cloud Engineer試験の出題内容と重要なキーワード、所感

Associate Cloud Engineer試験の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。

  • セクション 1: クラウド ソリューション環境の設定
  • セクション 2: クラウド ソリューションの計画と構成
  • セクション 3: クラウド ソリューションのデプロイメントと実装
  • セクション 4: クラウド ソリューションの正常なオペレーションの確保
  • セクション 5: アクセスとセキュリティの構成

それぞれの出題範囲について、重要な点や、所感などをまとめたものが、以下の表になります。試験対策の参考にしてください。

セクション 重要なキーワード、所感など
クラウド ソリューション環境の設定 Google Cloudのプロジェクトやアカウントの設定、IAMロールの管理、APIの有効化、課金構成の管理、およびCLIの使用に焦点が当てられます。
  1. リソース階層とポリシーの理解:  リソース階層の作成と組織ポリシーの適用方法を理解。IAMロールのメンバーへの付与方法の習得
  2. Cloud Identityの活用:  Cloud Identityを使用したユーザーとグループを管理する手順の確認。手動および自動的な管理手法の理解
  3. 課金構成の管理: 請求先アカウントの作成とプロジェクトのリンク方法の理解。課金の予算とアラートの設定手順の確認。課金データのエクスポート設定方法の習得。
クラウド ソリューションの計画と構成 Google Cloudのクラウド ソリューションを計画し構成するスキルが求められます。
  1. 料金計算ツールの使用: Google Cloudプロダクトの使用量の計画と見積もり作成方法
  2. コンピューティング リソースの計画と構成:  ワークロードに適したコンピューティング プロダクトの選択方法の理解(Compute Engine、Google Kubernetes Engine、Cloud Run、Cloud Functionsなど)。プリエンプティブル VMとカスタム マシンタイプの使用方法の把握
  3. データ ストレージ オプションの計画と構成: プロダクトの選択方法(Cloud SQL、BigQuery、Firestore、Cloud Spanner、Cloud Bigtableなど)の理解。ストレージ オプションの選択(例: ゾーン永続ディスク、リージョン バランス永続ディスク、Standard、Nearline、Coldline、Archiveなど)の学習。
  4. ネットワーク リソースの計画と構成: ロードバランシング オプションの違いを理解し、ワークロードに応じて適切なものを選択する方法を学びます。可用性を考慮してネットワーク内のリソースのロケーションを決定する手順の確認。Cloud DNSの構成方法。

インフラストラクチャとアプリケーションのモダナイゼーション インフラストラクチャをモダナイズ(クラウド化)することのメリットを問う問題が頻出です。
  1. Compute EngineとGKEリソースのデプロイと実装:  インスタンス起動とスケーリング。MonitoringとLoggingのエージェントのインストール。kubectlの構成とGKEクラスタのデプロイ
  2. Cloud RunとCloud Functions: アプリケーションデプロイとトラフィック分割。Google Cloudイベントの受信アプリケーションデプロイ
  3. データ ソリューションとネットワーキング: データ管理ソリューションの初期化。データの読み込み。VPCの作成とネットワーク構成
  4. Cloud MarketplaceとInfrastructure as Code: カタログ閲覧とソリューションデプロイ。Cloud Foundation Toolkitを使用したインフラ構築。Config Connectorのインストールと構成
クラウド ソリューションの正常なオペレーションの確保 Google Cloudリソースの管理、モニタリングに関する包括的な知識が問われます。
  1. Compute Engine リソースの管理:  単一の VM インスタンスの基本的な操作(起動、停止、構成の編集、インスタンスの削除など)。インスタンスへのリモート接続や GPU の新しいインスタンスへの接続など、ハードウェアとの連携に関するスキル。スナップショットとイメージの操作、インスタンス グループの管理
  2. Google Kubernetes Engine リソースの管理:  クラスタ全体のインベントリの確認や、Docker イメージの管理など、コンテナ化されたアプリケーションの運用。ノードプール、Pod、Service の操作に焦点を当て、水平および垂直の自動スケーリングの設定や管理の理解
  3. Cloud Run リソースの管理:  Cloud Run(フルマネージド)と Cloud Run for Anthos の違いや利用ケースの理解。アプリケーションのトラフィック分割パラメータの調整や自動スケーリング インスタンスの設定。ネットワーキングに関連する設定(例: ロードバランサ、サブネット)に焦点を当て、クラウド ネイティブなアプリケーションのデプロイと管理に関するスキル
アクセスとセキュリティの構成 IAMとサービスアカウントについての詳しい理解が問われます。
  1. IAMの理解と操作:  Google Cloudのアクセス管理(IAM)ポリシーの表示と作成。ロールの理解とカスタムIAMロールの構築: 既存のロールを理解し、必要に応じて独自のIAMロールの構築。
  2. サービスアカウントの効果的な運用:  Google Cloudのサービスアカウントを効果的に作成し、プロジェクトでの利用方法の理解。IAMポリシー内での最小権限のサービスアカウント利用: セキュリティを確保するための、IAMポリシー内で最小限の権限を持つサービスアカウントの仕様。サービスアカウントのIAM権限を適切に管理し、必要に応じて一時的な権限の借用。
  3. 監査ログの適切な取り扱い:  Google Cloud上での操作やアクセスに関する監査ログを理解し、必要に応じての表示

試験内容についてのより詳しい情報はグーグル公式サイトよりご確認ください。

Google Cloud Associate Cloud Engineer試験の勉強時間と合格するためのポイント

Google Cloud Associate Cloud Engineer試験を勉強する時間の目安は以下の通りです。

  • 1年以上Google Cloudに関連する業務経験がある方・・・2カ月
  • 上記以外の、エントリーレベルのITエンジニア・・・3カ月

Google Cloud Associate Cloud Engineer試験は「中級レベル」と定義されていますが、初級資格であるDigital Leaderと比べると格段に難易度が上がります。 

Google Cloudの各サービスの基本概念やデプロイ、管理やモニタリングについて、インフラストラクチャ面で包括的な知識レベルが要求されます。

例えば、以下のような問題が出題されます。

 

あなたの会社には、取引注文を管理するための内部アプリケーションがあります。このアプリケーションは、単一の物理的な場所にいる従業員によってのみ使用されます。アプリケーションには、強力な一貫性、高速なクエリ、および複数テーブルのトランザクション更新に対する ACID 保証が必要です。アプリケーションの最初のバージョンは PostgreSQL に実装されており、コードの変更を最小限に抑えてクラウドにデプロイしたいと考えています。このアプリケーションにはどのデータベースが最適ですか。

①Bigtable
②Cloud SQL
③BigQuery
④Cloud Functions

正解:②(解説は、当サイト問題集より参照ください!)

また、初学者などのエントリーレベルのITエンジニアにとって、Associate Cloud Engineer試験のレベルは非常に高くなります。

まずは基礎的な知識を身につけたい場合や、Associate Cloud Engineerの試験が難しすぎるように感じる方は、「Digital Leader」の受験をお勧めします。

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まとめ:Google Cloud Associate Cloud Engineer試験について

Google Cloud Associate Cloud Engineer試験についてまとめると、以下のようになります。

まとめ
  • アプリケーションのデプロイ、オペレーションのモニタリング、エンタープライズ ソリューションの管理に関する幅広い知識が問われる、中級レベルのGoogle Cloud認定資格
  • 120分で50~60問前後が出題される。合格ライン、合格率は非公開
  • Google Cloudを業務で使った経験のあるエンジニアで最短2か月、エントリーレベルのITエンジニアで最長3か月程度の勉強時間が必要である
  • Associate Cloud Engineerの難易度が難しすぎるように感じる方は、初級資格であるGoogle Cloud Digital Leaderの挑戦をお勧めする

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