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Microsoft Azureとは?主な特徴や、他クラウドサービスとの比較
Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)は、クラウドコンピューティングプラットフォームとして提供されているMicrosoftのサービスです。
クラウドコンピューティングとは、オンプレミスの物理的なサーバーやインフラストラクチャーを構築・管理する代わりに、インターネット経由でリソースやサービスを提供・利用する手法を指します。
主な特徴としては、従量課金制度、高い可用性、セキュリティの強化、多様なプログラミング言語やフレームワークのサポートなどが挙げられます。また、ハイブリッドクラウド環境を構築するためのツールも提供しており、オンプレミスとクラウドを組み合わせた柔軟なITインフラストラクチャーを実現することができます。
Microsoft Azureは「Google Cloud(GCP)」「AWS(Amazon Web Service)」と合わせて、世界3大クラウドサービスと呼ばれています。
それぞれの特徴は以下の通りです。
サービス名 | AWS (Amazon Web Service) |
Microsoft Azure | Google Cloud (GCP) |
世界シェア | 1位(33%) | 2位(22%) | 3位(10%) |
料金プラン | 従量課金制 | 従量課金制 | 従量課金制 |
全資格数 | 全12種 | 全38種 | 全11種 |
長所 | ・最もベーシック ・多様なサービス展開 ・関連書籍やドキュメントが充実している |
・Microsoft製品との親和性が高い ・生成AIを使ったサービスが充実 |
・データ分析や機械学習に強みがある |
短所 | ・目立った特徴がない | ・関連書籍が少ない | ・Windows OSを使った開発現場には向かない ・関連書籍が少ない |
利用事例 | ・個人向け小規模サービスから、大企業向け大規模サービスまで様々 | ・官公庁向け(Windows端末)のサービスで多数採用 | ・データ分析を活用したサービス |
※表のデータはいずれも2024年4月現在
Google Cloud(GCP)認定試験についての詳しい情報は、以下で解説しています。
Microsoft Azure資格とは?主要22種類の一覧と、それぞれの難易度や、資格の需要を解説
Microsoft Azureの利用に関する知識や、スキルを問うマイクロソフト公式の認定試験が、Microsoft Azure認定試験です。
Microsoft Azure認定試験のレベルは、Fundamentals(初級)、ロールベース(中級ー上級)、専門分野(上級)に分類されます。
Microsoft Azure認定試験の主要22種類の一覧は以下の通りです。
- おすすめ資格は、数あるMicrosoft Azure資格の中でも、特に需要や知名度が高い、狙うべき資格です。
- リンクのある資格名をクリックすると、各資格の解説が記載されたページに移動します。
初級レベル
資格名 | 認定試験レベル | 主要な内容 | 試験の需要 知名度 |
MS-900: Microsoft 365 Fundamentals |
Fundamentals | Microsoft 365 の機能に関する基礎的な知識 | 高 |
AI-900: Azure AI Fundamentals |
Fundamentals | AI全般、またはAzureに関係するAIの基礎的な知識 | 中 |
DP-900: Azure Data Fundamentals |
Fundamentals | クラウドでデータの操作全般、またはAzureのデータサービスに関する基礎的な知識 | 高 |
おすすめ資格AZ-900: Azure Fundamentals |
Fundamentals | クラウドの概念全般、特に Azure に関する基本的な知識 | 超高 |
PL-900: Power Platform Fundamentals |
Fundamentals | Microsoft Power Platform に関する基礎的な知識 | 高 |
SC-900: Security, Compliance, and Identity Fundamentals |
Fundamentals | セキュリティ、コンプライアンス全般、特にAzure に関するセキュリティの基本的な知識 | 高 |
中級レベル
資格名 | 認定試験レベル | 主要な内容 | 試験の需要 知名度 |
おすすめ資格AZ-104: Microsoft Azure Administrator |
ロールベース | Microsoft Azure 環境の実装、管理、監視に関する専門的な知識 | 超高 |
AZ-204: Azure Developer Associate |
ロールベース | Microsoft Azure 環境の設計、デプロイなど、開発に関する専門的な知識 | 高 |
AZ-500: Azure Security Engineer Associate |
ロールベース | Microsoft Azureの中級レベルのセキュリティ制御に関する専門的な知識 | 中 |
AZ-700: Microsoft Azure ネットワーク ソリューションの設計と実装 | ロールベース | Microsoft Azure 環境のネットワークに関する専門的な知識 | 中 |
DP-100: Azure でのデータ サイエンス ソリューションの設計と実装 | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したデータ サイエンスと機械学習に関する専門的な知識 | 低 |
DP-203: Microsoft Azure でのデータ エンジニアリング | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したデータ エンジニアリングに関する専門的な知識 | 低 |
DP-300: Microsoft Azure SQL ソリューションの管理 | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したデータベース ソリューションに関する専門的な知識 | 中 |
DP-500: Azure Enterprise Data Analyst Associate | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したエンタープライズ規模のデータ分析ソリューションの設計、作成、デプロイに関する専門的な知識 | 高 |
MS-700: Managing Microsoft |
ロールベース | Teams と Microsoft 365 を使用したソリューションに関する専門的な知識 | 低 |
AI-102: Designing and Implementing a Microsoft Azure AI Solution |
ロールベース | AI全般、またはAzureに関係するAIの専門的な知識 | 中 |
上級レベル
資格名 | 認定試験レベル | 主要な内容 | 試験の需要 知名度 |
AZ-400: Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したDevOpsに関する専門的な知識 | 中 |
おすすめ資格AZ-305: Microsoft Azure Infrastructure Solutions の設計 | ロールベース | Microsoft Azure 環境を活用したアーキテクチャ設計に関する専門的な知識 | 高 |
AZ-120: Planning and Administering Microsoft Azure for SAP Workloads | 専門分野 | Microsoft Azure における SAP ソリューションの初期移行や統合および長期的な運用に関する専門的な知識 | 低 |
AZ-140: Microsoft Azure Virtual Desktop の構成と運用 |
専門分野 | Microsoft Azure Virtual Desktop やリモート アプリの設計、実装、管理、メンテナンスに関する専門知識 | 低 |
DP-420: Microsoft Azure Cosmos DB を使用したクラウドネイティブ アプリケーションの設計と実装 | 専門分野 | データを格納して管理するクラウドネイティブ アプリケーションを設計、実装、監視するための専門知識 | 中 |
MB-260: Microsoft Dynamics 365 Customer Insights (Data) Specialist | 専門分野 | Dynamic 365 における顧客プロファイルについての分析情報の提供や追跡に関する専門知識 | 低 |
その他のMicrosoft Azure資格については、マイクロソフト公式サイトよりご確認ください。
Microsoft Azure資格の有効期限は?更新試験の難易度や再認定の方法を解説
Fundamentals認定資格には有効期限はありませんが、ロールベース、専門分野の認定試験の有効期限は1年です。
有効期限が切れる 6 か月前から無料でオンラインで更新試験を受けることができるようになり、再認定されると有効期限を1年延長することが可能です。
更新試験の内容は資格の種類によりますが、25問程度の問題数、正答率65%前後が要求されます。問題はほとんどが四肢択一問題で、資格の内容の中でも基礎的な知識を問う問題を中心に構成されています。
※試験に失敗した場合は、24時間の間は更新試験を受けることができなくなります。有効期限内に必ず合格できるよう注意しましょう。
Microsoft Azure資格を取得するメリット
Microsoft Azure資格を取得することは、クラウドコンピューティングの分野での専門知識を証明し、キャリアを強化することができます。以下は、Azure資格を取得する際のメリットです。
- 市場価値の向上: Azure資格は、クラウド技術に関する深い知識とスキルを持っていることを証明します。データ(※)によると、Microsoft Azure認定資格を取得した人の61%が昇進し、73%が技術の変化に対応できたと言われています。
- プロジェクトの成功: Azure資格を持つことで、プロジェクトの設計、デプロイメント、管理において最高水準の実践ができることが示されます。これはプロジェクトの成功に直結し、信頼性を築きます。
- 最新技術の習得: Azureは常に進化しており、最新のクラウド技術やサービスにアクセスするための効果的な手段です。資格の取得は、最新のベストプラクティスに基づいたスキルの向上を意味します。
※マイクロソフト公式サイトより引用。
Microsoft Azure資格を取得する順番
一般的なITエンジニアの場合は、以下の資格の順番で取得することが望ましいとされています。
- AZ-900 → AZ-104 → AZ-305
このロードマップはあくまで一例であり、AIエンジニアやネットワークエンジニアなど、個々のキャリアゴールや経験に基づいて調整することが重要です。
Microsoftの公式トレーニングやオンラインコースを利用して、効果的なスキルの構築と資格の取得を進めていく必要があります。
Microsoft Azure資格の勉強方法や参考書は?
Microsoft Azure資格を取得するためには、効果的な学習方法や信頼性のある参考書が重要です。
- 公式トレーニング: Microsoftは公式のトレーニングコースを提供しています。これらのコースは実践的であり、各資格に必要なスキルを効果的に身につけることができます。
- オンラインリソースの活用: Microsoft LearnやAzureの公式ドキュメントは、無料で利用できる優れた学習リソースです。ハンズオンラボや実際のシナリオでのトレーニングが可能です。
- 模擬試験の受験: 合格するためには実際の試験に慣れることが重要です。模擬試験を受験して、自分の理解度を確認しましょう。
- 実践プロジェクト: 学習した知識を実際のプロジェクトに適用することで、理解が深まります。自分で小さなプロジェクトを立ち上げてみると良いでしょう。
資格対策の教材を選ぶ際は、最新の内容または頻繁に内容が更新されているものを選ぶことが重要です。
Microsoft Azure資格は、Azureの仕様変更に伴い、頻繁に試験範囲や試験内容が更新されます。資格試験の勉強をする際は、最新の内容が反映されている教材を選択する必要があります。
まとめ:Microsoft Azure認定資格について
Microsoft Azure認定資格についてまとめると、以下のようになります。
- Microsoft Azureは官公庁向けサービスで広く使われる、世界シェア第2位のクラウドコンピューティングプラットフォーム
- 近年ではOpenAIと提携した、生成AIの活用に強みをもつ
- Microsoft Azure認定試験は、全38種類用意されている
- 初級資格の有効期限はなく、中級資格以上の有効期限は1年。期限切れの6か月前からオンラインで無料再認定試験を受講することができる
- 資格を取得するおすすめの順番は、AZ-900 → AZ-104 → AZ-305(AZ-400)
- 試験対策には、最新の内容が反映された教材を活用する
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