【無料問題集付き】AZ-104試験とは?試験の難易度や試験内容、勉強時間を解説します。

くらうど まにあ子

都内ITベンチャーのSREエンジニア。
IT未経験(文学部卒)からSIerでキャリアを開始し、現在エンジニア歴は7年程度。
資格勉強が好きな自称資格オタク。
Azure資格10冠/GCP資格5冠

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AZ-104: Microsoft Azure Administrator Associate 問題集
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AZ-104試験とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!

AZ-104試験は、中級レベルのクラウド管理と運用に関するスキルを評価する、Microsoft Azureの認定資格試験です。

この試験は、Azureを活用した応用的なサービスの管理や運用に関する知識をテストします。受験者がクラウド技術の基本を理解した上で、Azureのリソースのデプロイメントや基本的な運用管理を行う能力を持っているかどうかを評価します。

この試験では以下に関する知識が問われます。

  • Azure での ID とガバナンスの管理
  • Azure でのストレージの実装と管理
  • Azure のコンピューティング リソースのデプロイと管理
  • Azure 管理者向けの仮想ネットワークの構成と管理

この試験では受験資格としての前提資格や実務経験は求められず、年齢・国籍を問わずどなたでも受験が可能です。

Microsoft Azureを活用したクラウドエンジニアとして、中級レベルの実力を示したい方に最適な資格試験となっています

AZ-104の他に、Microsoft Azureの資格には、以下のようなものがあります。資格名をクリックすると、各資格の解説が記載されたページに移動します。

資格名 認定試験レベル 主要な内容 試験の需要 知名度
MS-900: Microsoft 365 Fundamentals Fundamentals Microsoft 365 の機能に関する基礎的な知識
AI-900: Azure AI Fundamentals Fundamentals AI全般、またはAzureに関係するAIの基礎的な知識
DP-900: Azure Data Fundamentals Fundamentals クラウドでデータの操作全般、またはAzureのデータサービスに関する基礎的な知識
AZ-900: Azure Fundamentals Fundamentals クラウドの概念全般、特に Azure に関する基本的な知識 超高
PL-900: Power Platform Fundamentals Fundamentals Microsoft Power Platform に関する基礎的な知識
 SC-900: Security, Compliance, and Identity Fundamentals Fundamentals セキュリティ、コンプライアンス全般、特にAzure に関するセキュリティの基本的な知識
AZ-104: Microsoft Azure Administrator ロールベース(中級) Microsoft Azure 環境の実装、管理、監視に関する専門的な知識 超高
AZ-204: Azure Developer Associate ロールベース(中級) Microsoft Azureの中級レベルの開発すべてのフェーズに関する専門的な知識
AZ-305: Microsoft Azure Infrastructure Solutions の設計 ロールベース(上級) Microsoft Azure インフラストラクチャ ソリューションに関する専門的な知識

上記を含む、Microsoft Azure認定試験の全22種類の説明や、資格の有効期限や資格取得のメリットなど、詳しい情報は以下で解説しています。

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AZ-104試験の概要

Azure環境の実装、管理、監視に関する専門知識を証明するために受験される方には、「AZ-104」試験が用意されています。

項目 概要
試験名 AZ-104: Microsoft Azure Administrator
試験内容 Azure環境の実装、管理、監視に関する専門知識
試験日 通年実施
試験時間 120分
問題数 小問:55~60問
合格点 700(1000点満点)
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式 マウスによる選択方式
受験場所 テストセンター、自宅受験(ピアソンVUE)
受験料 一般: 23,123円(税込)
合格率 不明 ※非公開

AZ-104試験の出題内容と重要なキーワード、所感

AZ-104試験の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。

  • Azure ID とガバナンスを管理する (20 から 25%)
  • ストレージを実装して管理する (15 – 20%)
  • Azure のコンピューティング リソースのデプロイと管理 (20 から 25%)
  • 仮想ネットワークを実装および管理する (15 から 20%)
  • Azure リソースの監視と管理 (10 – 15%)

それぞれの出題範囲について、重要な点や、所感などをまとめたものが、以下の表になります。試験対策の参考にしてください。

区分 重要なキーワード、所感など
Azure ID とガバナンスを管理する Microsoft Entra IDを用いたID・グループ管理や、サブスクリプション、ポリシー管理などについて包括的に学んでおく必要があります。
  1. Azure Active Directory (Azure AD) の理解: Azure ADやMicrosoft Entra IDの基本概念や機能
  2. アクセス制御とロールベースのアクセス制御 (RBAC): リソースへのアクセスを管理するためのRBACの原則やAzure RBACについての理解
  3. ガバナンスポリシーの設定: Azure Policyを使用したポリシー定義やイニチアチブ定義など、環境全体のコンプライアンスの強化
ストレージを実装して管理する 主にAzure Storageからの出題がメインになります。各種サービスの連携やセキュリティ、管理に関しての仕様を把握しておく必要があります。
  1. Azure Storageの基本知識: Azure Storage、Azure Blob Storageサービスの基本的な概念や用途
  2. Azure ファイル共有の特徴: Azureが提供するファイル共有サービスの機能(Azure Files)の構成
  3. データの暗号化とセキュリティ: ストレージアカウントやデータの暗号化、アクセス制御などを用いたデータのセキュリティ強化方法
Azure のコンピューティング リソースのデプロイと管理 仮想マシン、コンテナー、Web Apps のデプロイや管理に関する操作が包括的に問われます。
  1. 仮想マシン (VM) のデプロイと管理: Azure PortalやAzure CLIを使用したVMのデプロイ、拡張・更新・監視などの管理操作
  2. 仮想ネットワークの構築と管理: Azure Virtual Networkを設計、サブネットやネットワークセキュリティグループ (NSG) の管理方法。
  3. Azure Kubernetes Service (AKS) の導入: コンテナ化されたアプリケーションのデプロイとAKSの管理に関する基本的な知識
仮想ネットワークを実装および管理する Azure Virtual Network(VNet)とネットワークセキュリティグループ(NSG)の概念は必ず押さえておく必要があります。
  1. Azure Virtual Network (VNet) の基本理解: VNetの基本概念、サブネットの構成、アドレススペースの設計
  2. ネットワークセキュリティグループ (NSG) の活用: NSGの作成と管理、セキュリティルールの設定やトラフィックの制御方法
  3. 仮想ネットワークの接続: サイト間VPNやExpressRouteを使用した、オンプレミスネットワークや他のAzureリージョンとの接続手法
  4. Azure FirewallやAzure Bastionの導入: ネットワークセキュリティを向上させるAzure Firewallや、リモートアクセスを管理するAzure Bastionの利用方法の理解
  5. ネットワークの負荷分散: Azure Load Balancerを活用した、トラフィックの分散の手法の理解
Azure リソースの監視と管理 Azure Monitor を使用したリソースの監視と、Azure でバックアップと復旧を実装する方法について包括的に問われます。
  1. Azure Monitorの理解: メトリックス、ログ、アラートの概念の理解、Azure Monitorを使用したリソースのパフォーマンス監視
  2. バックアップの構成: ファイルやフォルダーのバックアップ構成、仮想マシンのバックアップを構成の理解
  3. アラートを使用したインシデント対応: Azure Monitor のアラート機能を使用した、インフラストラクチャ内のインシデントとアクティビティの理解

試験内容についてのより詳しい情報はマイクロソフト公式サイトよりご確認ください。

AZ-104試験の勉強時間と合格するためのポイント

AZ-104試験を勉強する時間の目安は以下の通りです。

  • 1年以上Microsoft Azureに関連する業務経験がある方・・・1カ月
  • 上記以外の、シニアレベルのITエンジニア・・・2カ月

AZ-104試験は「中級レベル」と定義されていますが、初級資格であるAZ-900と比べると難易度が格段に上がります。

一夜漬けで合格を目指す方もいますが、最低でも1週間は対策が必要です。Azureの運用について十分に自信がある場合を除いて、基本お勧めしません。

例えば、AZ-104では、以下のような問題が出題されます。Microsoft Azure認定試験は中級資格から設問の文章量が多くなるため、面食らわないように留意しておく必要があります。

 

storage1 という名前のストレージ アカウントを含む Azure サブスクリプションがあります。storage1 アカウントには、container1 という名前のコンテナーが含まれています。 Container1 へのアクセスを構成する必要があります。ソリューションは次の要件を満たす必要があります。

  •  読み取りアクセスのみを許可します。
  • HTTP プロトコルと HTTPS プロトコルの両方を許可します。
  • コンテナ内のすべてのコンテンツにアクセス許可を適用します。

このとき、次のうちどれを使うべきですか。

①Azure Content Delivery Network (CDN)
②共有アクセス署名 (SAS)
③アクセスポリシー
アクセスキー

正解:②(解説は、当サイト問題集より参照ください!)

また、初学者などのエントリーレベルのITエンジニアには、AZ-104試験のレベルは非常に高くなります。AZ-104の試験が難しすぎるように感じる方は、まずは「AZ-900」の受験をお勧めします。

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まとめ:AZ-104試験について

AZ-104試験についてまとめると、以下のようになります。

まとめ
  • AZ-104はAzure環境の実装、管理、監視に関する専門知識が問われる、中級レベルのMicrosoft Azure認定資格
  • 120分で55問前後が出題され、合格ラインは70%
  • 難易度が高く、Azureを業務で使った経験のあるエンジニアでも1か月、シニアレベルのITエンジニアで2か月程度の勉強時間が必要である
  • 一夜漬けでの合格は難しく、最低でも1週間は対策が必要
  • AZ-104の難易度が高すぎるように感じる方は、前段としてAZ-900の受験をお勧めする

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