【無料問題集付き】AZ-305試験とは?試験の難易度や試験内容、勉強時間を解説します。

くらうど まにあ子

都内ITベンチャーのSREエンジニア。
IT未経験(文学部卒)からSIerでキャリアを開始し、現在エンジニア歴は7年程度。
資格勉強が好きな自称資格オタク。
Azure資格10冠/GCP資格5冠

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AZ-305: Microsoft Azure Infrastructure Solutions 問題集
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AZ-305試験とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!

AZ-305試験は、Microsoft Azureの上級レベルのサービス ポートフォリオの設計およびインフラストラクチャ実装に関するスキルを評価する、Microsoft Azureの認定資格試験です。

この試験では、Azureを活用して高度なサービスの設計と実装に関する知識をテストします。受験者がクラウド技術の基礎を理解し、Azureのリソースを包括的にデプロイし、運用およびセキュリティを管理する能力を評価します。

この試験では以下に関する知識が問われます。

  • ID、ガバナンス、および監視ソリューションの設計
  • Azureにおけるデータ ストレージ ソリューションの設計と実装
  • ビジネス継続性ソリューションの設計
  • インフラストラクチャ ソリューションの設計

この試験では受験資格としての前提資格や実務経験は求められず、年齢・国籍を問わずどなたでも受験が可能です。

Microsoft Azureを活用したクラウドエンジニアとして、上級レベルの実力を示したい方に最適な資格試験となっています

AZ-305の他に、Microsoft Azureの資格には、以下のようなものがあります。資格名をクリックすると、各資格の解説が記載されたページに移動します。

資格名 認定試験レベル 主要な内容 試験の需要 知名度
MS-900: Microsoft 305 Fundamentals Fundamentals Microsoft 365 の機能に関する基礎的な知識
AI-900: Azure AI Fundamentals Fundamentals AI全般、またはAzureに関係するAIの基礎的な知識
DP-900: Azure Data Fundamentals Fundamentals クラウドでデータの操作全般、またはAzureのデータサービスに関する基礎的な知識
AZ-900: Azure Fundamentals Fundamentals クラウドの概念全般、特に Azure に関する基本的な知識 超高
PL-900: Power Platform Fundamentals Fundamentals Microsoft Power Platform に関する基礎的な知識
 SC-900: Security, Compliance, and Identity Fundamentals Fundamentals セキュリティ、コンプライアンス全般、特にAzure に関するセキュリティの基本的な知識
AZ-104: Microsoft Azure Administrator
ロールベース(中級) Microsoft Azure 環境の実装、管理、監視に関する専門的な知識 超高
AZ-204: Azure Developer Associate ロールベース(中級) Microsoft Azureの中級レベルの開発すべてのフェーズに関する専門的な知識
AZ-305: Microsoft Azure Infrastructure Solutions の設計 ロールベース(上級) Microsoft Azure インフラストラクチャ ソリューションに関する専門的な知識

上記を含む、Microsoft Azure認定試験の全22種類の説明や、資格の有効期限や取得するメリットなど、詳しい情報は以下で解説しています。

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AZ-305試験の概要

Microsoft Azure インフラストラクチャ ソリューションに関する専門的な知識を証明するために受験される方には、「AZ-305」試験が用意されています。

項目 概要
試験名 AZ-305: Microsoft Azure Administrator
試験内容 Microsoft Azure インフラストラクチャ ソリューションに関する専門的な知識
試験日 通年実施
試験時間 120分
問題数 小問:55~60問
合格点 700(1000点満点)
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式
マウスによる選択方式
受験場所 テストセンター、自宅受験(ピアソンVUE)
受験料 一般: 21,102円(税込)
合格率 不明 ※非公開

AZ-305試験の出題内容と重要なキーワード、所感

AZ-305試験の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。

  • ID、ガバナンス、および監視ソリューションを設計する (25 から 30%)
  • データ ストレージ ソリューションを設計する (20 から 25%)
  • ビジネス継続性ソリューションを設計する (15 から 20%)
  • インフラストラクチャ ソリューションを設計する (30 から 35%)

それぞれの出題範囲について、重要な点や、所感などをまとめたものが、以下の表になります。試験対策の参考にしてください。

区分 重要なキーワード、所感など
ID、ガバナンス、および監視ソリューションを設計する
  1. ID (Identity) の設計と管理: シングルサインオン (SSO)、マルチファクタ認証 (MFA)、Azure Active Directory (AAD) の理解
  2. ガバナンスの設計と実装: ポリシーとリソース階層、タグ付け、PowerShellやAzure CLIなどによるガバナンスの自動化
  3. 監視ソリューションの設計: Azure Monitorの理解、ログとメトリックスの違い、アラートと通知
データ ストレージ ソリューションを設計する
  1. Azure Storageの基本知識: Azure Storage、Azure Blob Storage、Azure Table Storage、Queue Storage
  2. データ セキュリティとコンプライアンス: Azure Key Vaultを使用したデータの暗号化、Microsoft Entra IDを用いたアクセス制御と認証
ビジネス継続性ソリューションを設計する
  1. リスクアセスメントとビジネスインパクト分析の理解: 自然災害、サイバーセキュリティなどの脅威に対するリスクアセスメント
  2. Azureを用いた事業継続のための設計: 各種インシデントをAzure製品を用いて適切に対処するための設計
インフラストラクチャ ソリューションを設計する
  1. Azureインフラストラクチャの基本理解: Azureインフラストラクチャ サービスの利用ケースや特徴の理解、デプロイメント
  2. セキュリティとコンプライアンスの統合: Azureのセキュリティ機能やベストプラクティスの理解、コンプライアンス対応
  3. スケーラビリティとパフォーマンスの最適化: システムが変動する負荷に対応するためのスケーリング、負荷分散の理解やAzure料金プランの特定
  4. 可用性と耐障害性の確保: Azureの冗長性オプションやフェイルオーバー戦略の理解、データのバックアップ戦略やリカバリ手順の確立

試験内容についてのより詳しい情報はマイクロソフト公式サイトよりご確認ください。

AZ-305試験の勉強時間と合格するためのポイント

AZ-305試験を勉強する時間の目安は以下の通りです。

  • AZ-104を取得した方・・・2カ月
  • 上記以外の、シニアレベルのITエンジニア・・・4カ月

AZ-305試験は「上級レベル」と定義されており、下位資格にあたるAZ-900やAZ-104と比べると難易度が格段に上がります。

一夜漬けで合格を目指す方もいますが、基本的には合格できないと考えておいた方がいいでしょう。

Azureの各サービスの基本概念やデプロイ、管理やモニタリングについて、インフラストラクチャ面で包括的な知識レベルが要求されます。

例えば、AZ-305では、以下のような問題が出題されます。

 
あなたの会社には、ニューヨークとロサンゼルスに 2 つのオンプレミス サイトがあり、米国東部の Azure リージョンと米国西部の Azure リージョンに Azure 仮想ネットワークがあります。
各オンプレミス サイトには、両方のリージョンへの ExpressRoute Global Reach 回線があります。
次の要件を満たすソリューションを推奨する必要があります。
  • 仮想ネットワーク上でホストされているワークロードからインターネットへのアウトバウンド トラフィックは、最も近い利用可能なオンプレミス サイトを経由してルーティングされる必要がある。
  • オンプレミス サイトに障害が発生した場合、仮想ネットワーク上のワークロードからインターネットへのトラフィックは、他のサイトに自動的に再ルーティングされる必要がある。
推奨事項には何を含めるべきですか。
仮想ネットワークからオンプレミスの場所へのルーティングは、[選択肢] を使用して構成する必要があります。

①BGP (Border Gateway Protocol)
②Azureのデフォルトルート
③ユーザー定義ルート 

正解:①(解説は、当サイト問題集より参照ください!)

AZ-305試験では、選択方式の問題の他に「ケーススタディ」という、架空の企業のビジネス資料を読み込み、クラウド導入をテーマとした設問に答える問題が出題されます。(当サイト問題集で確認できます!)

非常に文章量が多く、必要な情報を読み取って回答する必要があるため、試験時間には留意する必要があります。

AZ-305試験の難易度が高すぎるように感じる方は、まずは「AZ-104」の受験をお勧めします。

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まとめ:AZ-305試験について

AZ-305試験についてまとめると、以下のようになります。

まとめ
  • AZ-305はAzureのインフラストラクチャに関する専門的な知識が問われる、上級レベルのMicrosoft Azure認定資格
  • 120分で55問前後が出題され、合格ラインは70%
  • 難易度が高く、AZ-104資格を取得した方でも2か月、それ以外のシニアレベルのITエンジニアで4か月程度の勉強時間が必要である
  • 選択方式の問題の他に、「ケーススタディ」という、架空の企業のビジネス資料を読み込み、クラウド導入をテーマとした設問に答える問題が出題される
  • AZ-305の難易度が高すぎるように感じる方は、前段としてAZ-104の受験をお勧めする

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